書評「欲望と幻想の市場」

まいど!せどり屋けんちゃんです。

株式投資で投機的に儲けようと思ったら必ずおすすめされる古典「欲望と幻想の市場」の感想です。
伝説的投機家ジェシー・リバモアの自伝的小説です。

あらすじを3行で

  • 数多くの著名投資家が「必読書」と推奨する定番本
  • 少年時代に成り上がる前半がダイナミックで面白い
  • 後半はリバモアの分析的な思索が示唆に富むが展開は単調

感想を3行で

  • 良い本だが絶賛され過ぎに思う。この本が長年売れ続けていること自体がマーケティングの成功例として興味深い。
  • 圧倒的な情熱でトライ&エラーを繰り返せば自ずと道は開ける。リバモアのマインドセットは投機にかぎらずビジネスに普遍的に通じる。
  • 投機や転売稼業に共通するのは、お金に関する独特のマーケティング・センスが問われること。

印象に残った箇所

序文

現代を代表するトレーダー30人余りに行ったインタビューのなかで、私は、すぐれたトレーダーが目指す者が読むべき書物は何かと必ず質問した。その回答のなかで最もよくあがった名前が、70年以上も前に書かれた本書だった。

第一章

仕事は証券会社の相場ボードの黒板書き。(中略)
おれは価格の変動に興味を抱くようになった。(中略)
おれは数字の暗記にはめっぽう強く(中略)細部にわたって覚えていた。(中略)

訳者あとがき

スペキュレーターは日本語では投機家としか訳されることはないようだが、speculativeには「投機的」という意味の前に「思索的」という意味がある。考え抜くことに夢中になっているのがスペキュレーターなのである。
イタリアの社会学者・経済学者パレートは、人間のタイプを二分して、スペキュラトゥールとランティエと名づけた。ランティエとは金利生活者という意味だ。

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